気を付け、前へ倣え
重ね小鉢。
3段の小鉢それぞれがきちんと重なるように揃えて作るということ、
釉薬の色分けをして焼くことなど、これも何かと手間な仕事の一つである。
だが積み木のような楽しさがあって、出来映えそれ自体は気に入っている。
何よりこのうつわの特長はマサチロ雑貨店土岐君制作による木の蓋だろう。
最初にこの仕事を相談したときは土岐君もまだ埼玉で活動されていたので
当時は電話やメールでのやりとりがほとんどだった。
ウォールナット、ナラ、桜、タモ、ピーチなどのサンプルも寄越してくれて
それらの性質を素人の私に分かりやすく教えてくれたりもした。
また「出来上がり寸法は0.5ミリ程の遊びをご理解下さい」と書き添えられてあり、
私はこれを「5ミリ」と誤読し、「ちょっと大雑把ではないか」と思ったものである
(その後すぐに自分の早とちりに気づき、メモを前にひれ伏すことになった)。
私の仕事はとてもそこまで精密ではない。
これまでも二人でくり返し作ってきたし、これからも作り続けるものであろうと思う。
それにこの仕事に臨むときはいつも初心に帰るような気持ちになるのだ。 団欒 (過去の記事)
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用途いろいろ
小澤様
これも使い道がたくさんありますよね。
特に箸休めの小品を盛るのに便利です。
木のふたにも温かみが感じられますね。
しまう時も便利です。
2011/03/30 14:55 | Rooly [ 編集 ]
Roolyさん:
意外とおかずがちょっと残ったりしますから
このまま冷蔵庫にしまえるのでなかなか便利です。
高さがあってテーブルのアクセントにもなりますしね。
自分で言うのも何ですが、ただ飾っておいても可愛いものです。
2011/03/30 18:30 | 小澤基晴 [ 編集 ]
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