画像拝借しました
OLIOLIさんにて新しく粉引のうつわをご紹介いただいています。
様々な角度から粉引の表情を捉えた写真は見やすくて、
まるで食器棚からテーブルへと手にとって並べたかのようです。
飯碗、丼、スープカップ、そば猪口、小鉢、プレートなどなど。
どれもオンラインでお求めになれます。ぜひご覧下さい。
粉引は、素地に櫛目を付け、600℃で素焼きした後、化粧土を掛け、
乾いたら適当に拭ってニュアンスを出し、再び素焼きし、
コンプレッサーで埃を払い、釉薬を掛け、1230℃で本焼きする。
検品したうつわは、米の研ぎ汁に一度くぐらせてから出荷するようにしている。
駆け出しの頃は粉引しか出来なかったので、これを手間だとも思わなかった。
ちなみに鉄赤などの違う釉薬でも同じ形状のものなら値段も同じである。
粉引の手間に比べて、ただ釉薬を掛けただけのものが何故同じ値段なのか。
鉄赤にせよブロンズ釉にせよ、私が長年苦心の末に編み出した秘薬であり、
それを最適な濃度に調整し、完璧な手際で施釉、万全なる窯詰め、
本焼き中は神仏の加護を恃んで飲酒を断って窯番しているから。
人にはそう説明しているが、自分でもそう思い込んでいないと納得できない。
今日もプレートの仕上げをしながら粉引を焼いている。
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comment
究極
小澤様
シンプルだけど落ち着いた色合いで素敵ですね。
飽きがこなく使いやすい感じ。
「究極」を目指し頑張ってください。
2011/09/24 21:13 | Rooly [ 編集 ]
Roolyさん:
ありがとうございます。
一生懸命「普通」のものを作っているつもりです。
たくさんの方に手にとっていただきたいです。
2011/09/25 05:35 | 小澤 [ 編集 ]
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